マウスピース矯正とは?
効果やメリットについて解説
マウスピース矯正とは

これまで歯並びの矯正といえば、金属の装置を用いて行うワイヤー矯正が主流でした。ワイヤー矯正は、ほとんどの歯並びに対応できるメリットがある一方で、金属の装置が目立ってしまうという理由から、歯科矯正自体を断念する方もいらっしゃいました。
マウスピース矯正は、そうした矯正治療の見た目の課題をクリアした新しい歯科矯正として誕生しました。ほとんど目立たない矯正装置を用いるため、子どもから大人まで幅広い方におすすめの矯正方法です。
マウスピース矯正の仕組み・効果
マウスピース矯正の仕組みとは?
マウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着することで、歯並びをキレイに整える矯正方法です。
形の異なる複数のマウスピースを作成し、それを歯の移動に合わせて段階的に交換しながら装着してくことで、少しずつ歯並びを整えていきます。
マウスピースは就寝時も含めて1日20時間以上装着し、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。
マウスピース矯正の効果は?
矯正の効果や治療期間は、患者様の歯並びの状態などによって個人差があります。
ただ、マウスピース矯正では定期的に新しいマウスピースに交換しながら進めていくため、「歯が動いていることを実感しやすい」のが特徴です。
マウスピース矯正では、基本的に1ヶ月でおよそ0.25mmずつ歯を動していきます。ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないとされており、矯正開始から4~6ヶ月ほどたった頃にマウスピース矯正の効果を実感される方が多いでしょう。
また、マウスピース矯正治療で得られる効果は、担当する矯正医の技術力、装置のメーカーブランドによっても大きな開きが生まれますので、矯正治療を行う歯医者選びもとても重要です。
インビザラインとは

マウスピース矯正装置のメーカーブランドは世界中に多々ありますが、中でも、国内外において圧倒的なシェアを誇っているのが、マウスピース矯正「インビザライン」です。
インビザラインは、歯科先進国とも称されるアメリカのアライン・テクノロジー社(Align Technology, Inc.) によって開発されたマウスピース矯正装置です。
2023年10月時点では、世界100ヶ国以上で1400万人以上の治療に使用されており、日本においても子どもから大人まで幅広く歯列の矯正治療に活用されています。
インビザラインの種類
インビザラインフル
(成人・大人のマウスピース矯正)
歯並び全体的な矯正治療に使用します。動かす歯の本数や部位に制限はなく、前歯から大臼歯まですべてが対象となります。マウスピースの作成枚数にも制限がなく、比較的重度な症例(歯並びの症状)にも適応できます。
インビザラインライト
(部分矯正、軽度な症例)
前歯だけの部分的な矯正治療や、全体的な歯並びの軽度な乱れの改善に使用します。マウスピースの作成枚数にも制限があるのでインビザラインフルと比べて費用を安く抑えられる一方で、適応できる症例は限られます。
インビザラインティーン
(小児・子どものマウスピース矯正)
永久歯が生え揃い、顎の成長を終えるころの11歳~16歳までの小児患者様に適応します。マウスピースの作成枚数に制限はなく、前歯から奥歯まで全体的な歯並びの矯正治療に対応できます。
マウスピース矯正の
メリット・デメリット
マウスピース矯正
(インビザライン)のメリット
装置が目立たない
透明に近いマウスピース型の矯正装置のため、とても審美的に優れています。矯正治療中に口元を見られても、周りに矯正をしていると気づかれにくいので安心です。
精密なシミュレーションが可能
最新の3D光学スキャナーを導入することで、精密な型取りを行えます。また、3Dシミュレーションによって治療を開始する前の段階で、治療前と治療後の歯並びのイメージを3Dモデルで比較することも可能です。より緻密に歯の動きの予測ができます。
痛みが出にくい
痛みの感じ方や度合いには個人差がありますが、一般的にワイヤーを用いた矯正治療に比べて、マウスピース矯正は痛みを感じにくいとされています。
食事やケアがしやすい
患者様ご自身でマウスピースを取り外し可能なため、普段通りに食事や歯磨きをすることができます。
通院回数を軽減できる
症状にもよりますが、基本的にワイヤー矯正では1ヶ月に一回の通院が必要なのに対して、マウスピース矯正では開始当初は1~2ヶ月に一回程度、その後は2~3ヶ月に一回程度の通院で済む場合も多くあります。
金属アレルギーの心配がない
金属を一切使用していないため、金属アレルギーがある方も安心して適応できます。
マウスピース矯正
(インビザライン)のデメリット
自己管理が重要
マウスピース矯正では、虫歯や歯周病予防のために装置をつける前の歯磨きがとても大切です。また、自分で簡単に取り外せるため、装着時間の管理や交換時期の確認など、マウスピース着脱に関する管理をご自身でしっかりと行う必要があります。
装着時間などのルールを守れなかった場合、計画的に歯を動かしていくことがむずかしくなる場合があります。
適応できない症例がある
過去のデータの蓄積や治療技術の向上により、幅広い歯並びのお悩みに適応可能ですが、永久歯が生えそろっていないお子さまや、お口の状態によっては適用できない場合があります。
マウスピース矯正ができない歯並び例

重度の叢生(そうせい)
叢生とは、歯がおさまらずに重なり合ってデコボコになっている歯並びです。重度の叢生の場合、歯をキレイに並べる為のスペースの確保が深刻になるため、歯並びを細かく動かして調整するマウスピース矯正では治療できないケースがあります。ワイヤー矯正であれば重度の叢生でも治療できる場合があります。
重度の受け口(反対咬合)
受け口とは、下の顎が前方に出ており、下の前歯は上の前歯よりも前にある状態の歯並びです。重度の受け口は顎の上下のバランスが崩れている状態のため、歯並びを細かく動かして調整するマウスピース矯正では治療できず、抜歯や外科矯正が必要となります。
重度の出っ歯(上顎前突)
出っ歯とは、上の歯が前方に出ている状態です。軽度から中等度の出っ歯であれば、マウスピース矯正で治療できる場合が多いですが、重度の出っ歯では抜歯または外科矯正が必要となるケースがあります。
「自分はマウスピース矯正が
できるか知りたい」という方へ
お気軽に当院の無料相談をご活用ください。相談したら治療を受けなくてはいけないということも一切ありませんので、どうぞご安心ください。
マウスピース矯正と芸能人
マウスピース矯正
(インビザライン)をしている芸能人
テレビや雑誌、SNS、YouTubeなどでお見かけするタレントやアイドル、アナウンサーやお笑い芸人、俳優やアスリートの方々は皆様とても美しい歯並びだと感じたことがあるのではないでしょうか。
道端 ジェシカさん(ファッションモデル)、EXIT 兼近さん、りんたろー。さん(お笑い芸人)、おかずクラブ おかりなさん、ゆいPさん(お笑い芸人)、大谷翔平選手(プロ野球選手)、藤井 風さん(シンガーソングライター)をはじめ、実際にマウスピース矯正治療を受けたことをメディア等で公言している芸能人や有名人の方は多くいらっしゃいます。
芸能人がマウスピース矯正
(インビザライン)を選ぶ理由とは?
マウスピース矯正が芸能人の方に選択される主な理由として、以下3つのポイントが考えられます。
- 装置が目立たない
- 通院回数が少ない
- 歯の色もキレイにできる
ポイント①・②については、先述の「マウスピース矯正(インビザライン)のメリット」のところでも紹介しました。
加えて、マウスピース矯正ではご希望に応じて、マウスピースの装置を利用してホームホワイトニングも同時に行うことも可能です。歯並びを整えながら、白い美しい歯にできることもマウスピース矯正の人気の理由と考えられます。
マウスピース矯正前の
虫歯や親知らずについて

矯正治療前に虫歯がある場合、先に虫歯の治療をしてお口の環境を整えてから矯正治療をスタートします。
また、親知らずは必ずしも抜歯をしなければならないわけではありません。
ただし、親知らずが歯並びに影響を及ぼしている場合や、歯をキレイに並べるためのスペースを確保したい場合、親知らずが虫歯になっている、また将来的にお口の健康に悪影響があると判断される場合などには、矯正治療前に親知らずの抜歯をおすすめすることがあります。
エス歯科では、虫歯や親知らずの治療もすべて完結できます
矯正専門の歯医者さんは、虫歯の治療や親知らずの抜歯を他の医院に紹介することがほとんどですが、エス歯科クリニックには各分野に精通した歯科医師が在籍しています。
虫歯や歯周病の治療から親知らずの抜歯、ホワイトニング、セラミック治療、そしてマウスピース矯正、ワイヤー矯正、定期メンテナンスまで。当院にて全てお任せいただけます。
お気軽に無料カウンセリングをご活用ください(無料相談のご案内)
横浜・町田の歯医者 エス歯科クリニックでは、歯並びでお困りの方へ向けた「無料相談」を実施しており、現在も県内外から多数のご相談・ご依頼がございます。
エス歯科は、年間400症例以上の実績を持つ神奈川県内で唯一の「インビザライン ブラックダイヤモンドプロバイダー」を獲得した歯医者です(2023年10月現在)。
これまで積み重ねてきた豊富な治療実績と経験をもとに、大人のマウスピース矯正(成人矯正)、子どものマウスピース矯正(小児矯正)、精密なワイヤー矯正まで全ての患者様に自信を持って矯正治療をご提供いたします。
無料相談では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者様のお話を丁寧に伺います。むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。
お気持ちに寄り添いながら、一つひとつ丁寧に親身にお応えしてまいります。