マウスピース矯正の名医の基準とは?
Point 1
”診断能力”=最適な治療方法を
提示してくれるか
マウスピース矯正の名医を見極める一つめのポイントは「正確な診断のもと、患者様の症状・ご希望に合わせた解決策を的確に示せるか」どうかです。
一般的なワイヤー矯正はもちろん、矯正プランニングからマウスピース製作までをコンピュータ上で行うインビザライン矯正であっても、担当する歯科医によって治療のクオリティ(治療期間・仕上がり等)は大きく異なる場合があります。
なぜなら、事前の診断から治療期間中の調整、そして患者様一人ひとりに合わせた治療後のフォローアップ等の精度は、全て担当医のスキルや経験にゆだねられるからです。それだけに、矯正歯科やマウスピース矯正の名医を探している方は多くいらっしゃいます。
そもそも「マウスピース矯正が適応可能か」どうかの適切な診断力
マウスピース矯正は症状によって「向き・不向き」があり、歯並びや噛み合わせの状態によっては、そもそもマウスピース矯正が適応できない(効果が出ない)場合があります。
もし不向きな症状に対して無理にマウスピース矯正を行おうとすれば、歯並びや噛み合わせが悪化することもあるため、治療を開始する前の精密な検査や正確な診断が非常に重要です。
マウスピース矯正のみでは対応が難しい症状の場合でも、ワイヤー矯正などと併用する方法(ハイブリッド矯正)であれば問題なく改善できるケースもあります。
そのため、マウスピース矯正だけでなくワイヤー矯正などにも対応している医院を選んでおくと、もしもの場合も安心と言えるでしょう。
Point 2
“症例実績”=認定医や
プロバイダー制度も一つの指標に
マウスピース矯正の名医を見極める判断材料として、「矯正歯科に関する認定資格」も分かりやすい指標の一つとなるでしょう。
認定基準は各学会や団体によって異なりますが、日本矯正歯科学会では、歯科矯正において適切な知識と経験を持つ医師を「認定医」「指導医」「臨床指導医」として認定しています。
矯正治療の知識や経験を確かめるためにも、マウスピース矯正を含めた「矯正歯科の認定医(または専門医等)」の歯科医が在籍する医院かどうかを確認すると良いでしょう。
「インビザライン・プロバイダー制度」
について
また、マウスピース矯正インビザラインには、独自の「プロバイダー制度」というものもあります。これは、各医院で実際にインビザライン矯正が行われた年間の症例数(治療実績)に応じて、“○○プロバイダー”と呼ばれるランクが付与される制度です。
具体的には、「ブロンズプロバイダー(年間症例数1~10)」から症例数が増えるごとに「シルバープロバイダー」、「ゴールドプロバイダー」、「プラチナプロバイダー」、「プラチナエリートプロバイダー」、「ダイヤモンドプロバイダー(年間症例数151~400)」といったように、インビザライン矯正の年間症例数に応じてランクアップしていきます。
高ランクの認定を受けている歯科医ほど、インビザライン矯正における豊富な症例実績があることが一目で分かります。マウスピース矯正(インビザライン矯正)における実績を確認する際に有効です。
Point 3
“誠実さ”=丁寧な説明や相談のしやすさ
マウスピース矯正の名医を見極める三つめのポイント、それは「あなたの気持ちに寄り添い、納得いくまで丁寧に説明をしてくれるかどうか」という点です。
マウスピース矯正を含め歯並びの治療は、ほかの歯科治療と比べても長期間にわたるため、医院の通いやすさや相談のしやすさ、そして担当歯科医との相性も重要となります。
また、マウスピース矯正の治療期間を最短で済ませるには、患者様ご自身の自己管理も重要です。もしマウスピースの装着時間などの使用方法を守れなかった場合、治療期間が余計にかかってしまうことがあります。
そのため、歯科医から事前に行われる説明のわかりやすさ、患者様一人ひとりの不安な気持ちに寄り添う誠実な応対・コミュニケーションスキルは、マウスピース矯正の成功のためにとても重要なポイントであると考えます。
その上で、患者様は指導内容をしっかりと守ることが大切です。
矯正中においても、少しでも何か気になることや違和感があるときには、すぐに担当医に相談し適切なアドバイスや解決策を仰ぐことも重要なため、治療を開始してからのトラブルを避けるためにも相談しやすい歯科医であるかどうかが矯正治療の「安心」につながります。
Reason 4
“医療設備”=マウスピース矯正治療に最適な設備を備えているか
マウスピース矯正の名医を見極める四つめのポイントは、「マウスピース矯正治療に最適な設備機器が備わっているか」どうかです。
医院としての医療設備の充実度は、正確な診断、治療の安全性、治療にかかる期間、そして患者様のお身体への負担など様々な面に影響を与えます。
マウスピース矯正治療の精度を高める重要な医療設備として、以下いくつかの例を挙げています。
3D光学スキャナー:iTero(アイテロ)
3D光学スキャナー『iTero(アイテロ)』は、不快感もなく短時間で精度の高い歯型を採取することができます。
さらに事前の検査の段階で、矯正でどのような歯並びになるかを3Dモデルで患者様にもご覧いただきながらシミュレーションすることも可能です。事前に安心・納得して矯正治療に臨むことができます。
セファログラム(頭部X線規格写真)
矯正において理想的な治療のゴールに導くためには、事前に正しい診査診断を行うことが重要となります。セファログラムは、顔面及び頭部レントゲン写真を正面と側面から撮影して分析・診断することができる検査機器です。
セファロ分析によって、治療前・治療後の歯や骨の変化予測をシミュレーションしながら正確に分析することができ、根拠に基づいた診断が可能になります。
PBMヒーリングオルソ(光加速矯正装置)
光加速矯正装置(PBMヒーリングオルソ)は、光の力(近赤外線光)を活用した矯正治療の補助装置です。スピード矯正と呼ばれることもあります。
光加速矯正装置は、歯周組織に近赤外線光を照射し組織の細胞を活性化させ、歯を支える歯槽骨の代謝を促します。
インビザライン矯正と組み合わせて使用することで、「治療期間の大幅な短縮(最大2分の1)」と「矯正による痛みの軽減」の効果が期待できます。
上記のような先進の設備機器に加えて、患者様が矯正治療を完了するまで、安全に安心して通い続けられる医療環境が整っていることも考慮すべきポイントです。
院内の衛生管理や院内感染症対策を徹底して実践していること、院内にて快適に過ごせるリラックス空間が備わっているかどうかも併せてチェックしてみると良いでしょう。
Point 5
“フォロー体制”=治療後まで
安心が続くか
マウスピース矯正の名医を見極める五つめのポイントは、「マウスピース矯正の治療開始から治療中、そして治療後のアフターフォローに至るまで、歯科医が責任を持って親身に対応してくれるか」どうかです。
上段でもご説明の通り、矯正治療は平均1年半〜3年程度と他の歯科治療と比べても長い期間がかかる治療であり、また自由診療ということもあって費用負担も大きくなります。
医院によって、矯正治療後に関する「保証制度」や「支払い方法、費用面でのサポート体制」はそれぞれ異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
また、クリニックによっては「グループ院間での転院が可能」なところもあります。ライフステージに応じて生じる「転勤・お引っ越し」などで治療途中での転院であっても、矯正治療の追加料金等もなくスムーズに治療を継続することが出来るので安心です。
マウスピース矯正の名医は治療をして終わりではなく、治療後も親身になって患者様をフォローする手厚いサポート体制を敷いています。安心と信頼は末長く続きます。
Point 6
無料カウンセリングを
遠慮なくご活用ください
近年ではインターネットで手軽に情報を手に入れられるようになりました。しかし、やはりご自身の大切な歯と健康に深く関わることですので、まずは遠慮なくカウンセリングを受けてみられることをお勧めします。
実際のところマウスピース矯正治療を検討されている多くの患者様が、事前にいくつかの医院で相談・カウンセリングを受けて治療を行なっています。
もちろん、「カウンセリングを受けたら治療をしなくてはいけない」ということは一切ありませんので、ご安心ください。説明を受けてから一旦資料を持ち帰り、ご自宅でよく検討されるのも宜しいかと思います。
当院を含め『無料カウンセリング』を実施している医院もございます。治療に対する不安や疑問を解消するためにも、ぜひお気軽に無料カウンセリングをご活用ください。